第二の人生のスタートラインで考えること

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先日市役所に行ったときに、窓口にいた女性の担当者に、もすごく怒鳴っている70代前半位の男性がいました

 

「なんでお前にそんなことを言われるんだ!」

「違うやつを出せ!」

そばでは妻らしき女性がオロオロしています

 

まさしく「暴走老人」です

 

その時、以前テレビで見たことのあるシーンがよみがえってきました

 

コールセンターに電話をかけて、電話口の人に対していちゃもんをつけ、罵倒するクレーマーです

 

 

コールセンターにかける人の4割は、60代以上だといいます

 

「なんだその言葉使いは、社員教育がなっていない」

「上司を出せ!」

「おまえじゃ話しにならない」

 

まるで会社の上司のような口ぶりで、目の前の部下に対して言ってるような感じだったんです

 

周りの空気も変わったことも、視線さえもお構いなしに、自分の感情をぶつけていました

 

こんな状況は見ている方もとてもいやな気持ちになりますが、そんなことは気にしちゃいません

 

 

もっと穏やかに、きちんと話せば分かることも、自分が気に入らなければ大声を出して相手を問い詰める人が確かにいます

 

そして、過去に仕事で輝いていた自分をいまだに捨てきれずに、さらに会社での地位を忘れられず

 

肩書きを失っても、なおそんなものにいつまでもしがみついている人が多いことが問題だと言われていますよね

 

長いこと働いてきた仕事人間が定年後に出会う人とも、会社の時の力関係のように振る舞ってしまい、いつまでもその習性が抜けきれない

 

個人として対等の関係を築くことができないので、孤独になってしまう

 

悲しいけれどそんな人はたくさんいるそうです

 

(こんなこと書いてるだけで辛くなってきました)

 

定年後、これから第二の人生を歩いて行くはずなのに、いつまでも仕事人間だった時の考えを引きずってしまっている

 

と、いうことに本人は気がついていないんですね

 

 

こんな考えでは思うようにいかない人間関係は、本人にとっても相当なストレスなはずなんですが、みんな他人のせいにしてしまうんです

 

でも、どれだけ平均寿命が伸びても寂しい老後だったり、孤独な老後では悲しすぎます

 

もう一度定年後にどう生きていくのか

 

どう生きがいのある老後、幸せな老後を送っていくのかを自問自答する時なのかもしれません

 

第二の人生のスタートラインで、もう一度考えてみることは、自分の人生をもう一度始められるすてきなチャンスだと想っています

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