八百屋の奥さんに近づきたいわたし

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鎌倉に70代の夫婦がやっている八百屋さんがあって、そこによく通っていました

 

もう、50年ほどその場所でやっているんだとか

 

スーパーに行った後に、そのお店に寄るのはちょっとめんどくさいけれど、二人の顔を見たくて、つい行ってしまうんです

 

朝早くからお惣菜を作って店先に並べる奥さんと、市場に仕入れに行く旦那さんと二人でやっています

 

昨年の暮れから今年にかけてミカンを段ボールで買いました

 

SSサイズやSサイズのミカンの甘いこと甘いこと、家族5人であっという間に食べてしまい、また買いに走るほど今年はミカンを消費しました

あとは、三浦大根で作る糠漬けたくあんは、しっかりとした歯ごたえでこれも何度もリピートでした

 

そして奥さんの手作りお惣菜、きんぴらや黒豆の煮物、カブの漬物や、季節のものとして、いちごやブルーベリーのジャムや、栗の渋皮煮などが並んでいて

 

「今日はあれはありますか?」と聞くと、冷蔵庫から干し柿とクリームチーズの和え物を出してくれます(できればこっそりと一人で食べたい)

 

「あれ」で通じる幸せは、このお店の常連になったようでニンマリです

 

鎌倉野菜がふんだんにスライスされているサラダは定番で、鎌倉のレストランにも配達しているそう

 

これも奥さんが、スライサーで作っています

わたしは、手作りのお惣菜が並んでいるのを見ると、なんだか幸せな気持ちになるんですね

 

スーパーに並んでいるものとはまた違う、奥さんが作った物だからという温もりと安心感なんでしょうか

 

それから、鎌倉のハウストマトは絶品で、あげた人は必ずと言っていいほど感激するので、わたしが栽培しているわけでもないのに、「ねーっ、美味しいでしょ!?」と

 

なぜか誇らしい気持ちになります

 

誰かに食べてもらえた時、その人が「美味しい」と言ってくれたり、「また買いに来ましたよー」なんて言ってもらえたら

 

きっと、このお店をやっていて良かったと思うんだろうな、その声を聞きたくてお店をやっているのかもしれない

 

なんて想像してみます

そして、旦那さんと奥さんとの会話を楽しみにしている人もたくさんいるはずで、やっぱり人との温かみに触れて買うことが何よりの事なんだ、と教えてもらった気がします

 

わたしも、誰かに何かを手渡すときは奥さんみたいになりたい、やさしい笑顔と、温もりを一緒に渡せるようになりたい

 

そんな自分でありたいと思うこの頃です

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