わたしが「人間って不思議と、強い人に惹かれるし、自分にはないものを持っている人に憧れてしまう」
と、こんな話しをしたところ、わたしが今勉強している『夢の降るみち』の仙人さんが、こんなことを言っていました
――魂はなりたいと思ってない
心は引っ張られる。もっと強くならなきゃとか、そうやったら弱い自分ばかりが見えてしまい、結局挫折してしまう
だから弱いところこそ魅力、という感じで深めていくと、その方が活躍できるよ、と
松岡修造ですら、イチローだって自信がないと言っていたことがある、打たなきゃとかじゃなくて、今は打てないんだ、そういうのを受け止めると、イチロー曰く、ボールが止まって見える
と、いうような感じで、ダメな自分を受け止めて、自信ないけど勝ちたいんだ!!と、なったら人が変わったかのようにホームランになっちゃったり
スランプも、打たなきゃ打たなきゃ、自信持たなきゃ、に引っ張られて打てなかった、というようなこともある
そういうのを、そういう自分を認めてあげるほうが、優しい世界では、特にいい
逆に自信がある!、という方が幻だと思う、だから自信がないがチャンス
音楽家でも、「僕にはなにもない、それでも歌いたい」、そういう想いはすごい歌になるし、そして本当に活躍している人は、悩んだり葛藤したり自信がない、そういうのを歌にしている
「ありのままでいいよ、そのままでいいよ」、という歌になって人に感動を与えることができて共感になっていく
だから自信がないがチャンス――
わたしも、ものすごくあがり症だし人前ではしゃべれないし、ZOOMも何度かしてみたけれど慣れないし、その他にもできないこと、ダメだなと思うことことがたくさんあります
だから、こんな自分ではダメなんだと思い、こんな自分を変えようとしたこと、何度もあります
こんな自分じゃダメだから、もっとこうならなくちゃ、強くならなくちゃ、できるようにならなくちゃ
でも、そうそう変わりませんし、やっていけばいくほど、なかなかできない自分にどんどん自信がなくなってしまうという…
そして、続けることが苦しくなってしまうから、こんな自分はやっぱりダメなんだとますます自分を責めてしまうんです
できる人はもちろんいますし、「こんなことができる自分になりました」と胸を張ることができたなら、ほんとうにすごいことだと思っています
努力して努力して、そういうことができたなら、それは自分の自信につながるし、これからだってやっていけるでしょう
ですが、そんな人ばかりじゃないですよね
したくないことを無理してやってみたら疲弊してしまう、そんな人の方が多いのではないかと感じています
そんなところじゃない、自分が好きなことや、やってみてこれは好きかもしれない、自分には合っていると感じられる方に引っ張られることの方が、幸せなんだと思っています
きっと心は、知っています
その心と相談することが大事なんですね
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