今朝のテレビのニュースで、ある電車の車掌さんのアナウンスが心温まるということをやっていて、思わず見入ってしまいました
それは「心を伝える、やさしいアナウンス」ということでした
電車の車内では大体が録音したものが流れていますが、「情景や心情を伝えるのは人間の声でないとできないんじゃないでしょうか」と、車掌さんは言っていました
今月、4月3日に新生活を迎えた人たちであろう姿が車掌室の窓から見えて、その時のアナウンスの言葉が
「この春より、新生活を迎えられた方がいらっしゃると存じます、不安な事も多いかもしれませんが、頑張ってください、応援しております」
「それでは今日も1日お気をつけて行ってらっしゃいませ」と、オリジナルなアナウンスをしていて、台本は一切ないそうです
車掌さんは「頑張れ、幸あれ」という気持ちなんだそうです
そして「幸せというか笑顔が広がっていけばいいかな、と思いまして」と
これを聞いていたアナウンサーの方が
「車掌室の窓越しからお客さんのことを見ながら、心から湧き上がってくる言葉だからこそ響くものがあるんだなと思う」と言っていて
さらに、アナウンサーが、この車掌さんが言っていた言葉で忘れられないのは、「誰かに見られていなくても、真摯に丁寧に向き合う姿勢です」
「そうした人の発する言葉は人の心を動かすのだと、私も言葉を扱うアナウンサーとして感銘を受けました」と言っていました
台本のない、心からの言葉を車内で聞いた人たちは、どんなことを考えたんだろう
もしかしたら、学校や、会社に行きたくないと思っていても、車掌さんのやさしい一言で、もう少しだけ頑張ってみようか、と思うかもしれない
ベビーカーを電車に乗せるのに慌てていても「待っていますから大丈夫ですよ」と、やさしい声でそう言われたらものすごく安心します
混雑している電車の中で、時には冷たい視線にぶつかったり、嫌な気分になったりすることもあります
でも、そんな車掌さんの真心に触れたら今日一日何だか頑張れそうな気がするし、仕事が終わった帰りならば、疲れも吹っ飛ぶかもしれません
口に出して伝える言葉も、文字にする言葉もやっぱり心が大事です
わたしが学んでいる場所『夢の降るみち』では
管理人の千聖さんが悩みながら、今年最大は、無人駅にチラシを置く感覚だと言いました
もっとみんながいるところに置かないとお客さんが来ないのではないか、という感じの感覚は出てくるので、思い切って無人駅にチラシを置く
もっと言っちゃえば樹海にチラシを置いてみる、と
その方が文章のエネルギーが届く
わたしは、逆だと思っていました
いっぱい人がいるところに、たくさんのチラシを置く、数うちゃあたるみたいな感じです
でもそうじゃないことは、今朝の車掌さんが教えてくれました
わたしの学び舎『夢の降るみち』です
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