焼きおにぎりと義母

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今日のお昼ご飯に久しぶりに焼きおにぎりを作ってみました

焼きおにぎり

あなたは作りますか?

前の晩のご飯が思ったより多く残った時にたまに作ります

お漬物と、インスタントのお味噌汁や卵焼きだけでさっと済ませます

この焼きおにぎりは義母直伝なんです

残ったご飯に、味の素と塩少々そして、ご飯を少し潰すようにして握ります

潰すのがけっこう大変だけど、できあがりが全然違います

もっちりしていて美味しいんです

義母はこれを「ご飯を半殺しにする」と言っていました

確かに半殺しにすると焼いたときにポロポロとご飯が崩れないんです

そして私は焼き網ではなくフライパンで焼きます

油を少しだけ入れてペーパーで拭き取り、おにぎりを並べ中火弱ぐらいで両面こんがりと焼きます

そして最後に両面をお醤油につけ、火を止めたフライパンに戻します

そうすると「ジュッ」といい音がします

なんともいい匂いがしてきて

我慢できませんがそこはグッと我慢です

火をつけたままだと焦げてしまうので火を止めてからおにぎりを入れて

そして、もう一度ひっくり返して

ハイできあがり

「半殺し」大事です😊

義母はなかなか厳しい人でした

今から30年以上も前のことです

「畑にネギがあるからとってきて」と言われネギをとってくると

戻ってくるときに、途中に雑草があったら抜いてくる

それぐらいの仕事の仕方をしなくちゃだめだと言われました

そう言われたときは

「えっ?そんなことまで!」と驚いたものです

でも、今そんなことは当たり前のようにやってる自分がいます

今時、こんなにうるさい家はないだろうとあの頃は思っていたのに

不思議なもんです

義母も田舎の旧家を守るために必死だったのでしょう

義母も何かと戦っていたんだと思います

今なら義母を少し理解することができるようになりました

焼きおにぎりを作ると義母を思い出します

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