結婚式当日まで知らない夫の顔

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友達のご主人のお母さんは、昭和10年代頃に結婚式をあげたそうです

 

そして、結婚式の日に金屏風の前で、はじめて夫となる人と会ったと言っていました

 

でも、その日は恥ずかしくて顔をまともに見られずに、次の日の朝はじめて顔を見たんだそうです

 

 

親同士で決めた結婚は、「そんなもんだった」と笑いながら話していました

 

「えっー、結婚がそんなもんって!?」と、わたしは驚きました

 

22歳の頃に聞いた話しでした(現在63歳のわたしです)

 

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そんな結婚でいいの?😵と、まだうら若き乙女だったわたしはそう思いました

 

昭和なのにまるで江戸時代の話しのようで、信じられませんでしたし、ちょっとショックな話しでした

 

でも、昭和初期までの日本ではそんな事は当たり前だったとか

 

 

友達のご主人の姉は、実家に帰ってきては夫のグチや文句を言っているのを

よく義母さんたしなめていたそうです

 

「好きな人と結婚したんでしょ!」

「わたしは結婚式当日までお父さんの顔も知らなかったんだから!」

「何をわがまま言ってるの!」と

 

お姉さんからしてみれば、「そんな事知らんがな!」と、いう感じだったんでしょう

 

 

確かに友達の義母さんは大変な苦労をしてきたそうです

 

友達が、「最近義母は、昔のことをグチグチと言うのよね」と言っていました

 

昔のいやだった、つらかった、自分の分かってほしかった気持ちを

 

義父さんの前で…義父に対して…

 

言われた義父さんは聞こえないふりをするか、「ゴニョゴニョモゴモゴ」となってしまうんだとか

 

ちょっと気の毒ですが、心当たりのある義父さんは何も言い返せなかったそうです

 

義母さんにしてみたら、今まで胸の中にずっとしまっておいたけど、何かのきっかけで

口から想いがあふれ出てしまい止まらなくなってしまったようです

 

「言いたいことは、はっきりと言えば良かったんじゃないの?」と、思うかもしれませんが

 

あの時代、昭和の時代は、まだまだ何も言えなかったし、言えるような環境じゃなかった

 

と、いうことです

 

特に女性は我慢の時代だったんですよね

 

それにしても顔も知らない人との結婚を、あなたは考えられますか?

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