還暦前に自分の事を優先していく準備を

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還暦になった自分を想像したときに、何か特別な思いが湧き上がってきたり、粛々とした気持ちになったりというような感じになって、人生とは…

 

なんてことを語れる人間になるのかもしれない、と思っていました

 

でも、実際にはそんなことはあるわけもなく、相も変わらずバタバタとした日々で、そして自分の事よりも、家族のことが中心の毎日でした

 

母親にはそんな人がたくさんいると思っています

 

もう体に染みついている考えや、癖みたいなものなので簡単には切り替えられずにいて、自分の事は後回し

でも、そんなことは今までずっとしてきた当たり前のことなので、自覚はないですし、「子育ても終わった今、これからは自分の事を優先に考えましょう」、と言われても「えっ?」となってしまいます

 

何か自分の事を考えるということは、「自分勝手」と捉えてしまうこともあるようですが、全然違いますよね

 

わたしの周りには、子育てが終わったって、母親はなかなか自分優先に考える人はほとんどいませんし、できない人の方が多いです

 

たとえば、家族が休みで家にいるときに友だちとランチに行ったり、遊びに行ったりすることがない、そんな人が多いです

 

それはどうしてかというと、母親や妻が家にいて家族の事を考えて、ご飯を作ったり、掃除をしたり、家のことをするのが当たり前だと無意識に思っているからです

だから、急に「これからは自分のために」なんて言われてもピンとこないんです

 

落ち着かないし、家族に対して後ろめたいような思いも浮かんできちゃうんです

 

家族も同じで母親に依存をしているという自覚がなく、これも当たり前だという認識なんですね

 

母親はこうでなくては、妻はこうじゃなくちゃという考え、「良妻賢母」という言葉があって、奥ゆかしい日本的な考えはまだまだあります

 

わが家のお婿さんは、わたしに言ったことがあります

 

「もうみんな大人で、自分の事は自分でできるんだから、もう色々とあれもこれもと考えなくていいんだよ」、とよく言っていました

 

これは、わたしが家族のためにやってる、やってあげてるなんていうのは自己満足なんだと気がついた一言だったんです

 

だけど、今までずっとこんなことをしてきたから、それじゃこれからは自分のためにって言われてもどうしたらいいの!?という感じでした

特に、子どもが自立していった先の母親は気が抜けてしまい寂しいし、どうしたらいいんだろうということは、よく聞く話です

 

だから、抜け殻にならないように、燃え尽き症候群にならないように、徐々に準備をしていく、自分の第二の人生にすんなりシフトできるように考えていくことは、大事なことなんだと思っています

 

これからの人生は自分のためにすることは、自分のご褒美だと思っていて、「あなたは十分がんばってきたよね、これからはやりたいことをやっていいんだよ」、と自分に言ってあげる、周りにも宣言したっていい

 

たとえ旦那がビックリしてもです

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