幼稚園からの幼なじみがいます
今はお互い地元から離れて暮らしています
彼女の実家は私の実家から歩いて数十メートルの所にありました
中学校時代箸が転んでもおかしい年頃ということもありよく笑っていました
彼女の家の2階の部屋からはよく、私たちの笑い声が聞こえてきたと近所の人に言われました
何がそんなにおかしかったのか楽しかったのか
今では思い出せないけれどただただ楽しかった
そんな彼女は、お菓子問屋にお嫁に行き、当時は「玉の輿」とみんなに言われていました
でも、義父、義母、義姉2人との同居です
お嫁に行ってから一度だけ彼女は義実家から出てきてしまいました
実家に半年ほどいたでしょうかその時にはいつもの笑顔はなくなっていて
私は彼女の話しを聞いてるだけで震えました
朝は5時前から起きて、朝食の準備、洗濯、掃除
それから問屋の事務、お昼の準備もして夕方までまた仕事
そして夕食の準備、後片付け
義姉達は何もしなかったそうです
まるでお手伝いさんだったと言っていました
彼女の実家の両親も怒ってしまい
そこから両家での話し合いがあり直すところは直していこうということになり
納得した彼女はまた義実家へ戻って行きました
コロナ渦少し前に彼女と旅行に行った時にはいつもの笑顔が戻っていて安心しました
女性ばかりなんでこんな苦労をしなくちゃならないんだろう
家柄に縛られたり家族のために自分を犠牲にする事が当たり前の習慣
親戚や世間体の目は気にするのに嫁の人権は気にしない
自分も嫁の立場として大変な思いをした人でさえ、自分もしてきたんだからという
変な理由で嫁にも同じことを強要する人もいる
夫はなぜ結婚すると奥さんを守れないんだろうね!!!
と、私達は鼻息荒く旅館の部屋で興奮しながら話しました
彼女は今、両親を見送って全てが終わってこれからは自分の時間を楽しむよ
義姉1人は一緒に暮らしているけどね、そう笑って言っていました
やっとだね、長かったね、良かった
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