わたしは特技も資格もないし、あるものは何もないので、わたしが家にいて何か仕事がしたいといっても、たぶん「寝言は寝て言え」と、言われると思っていました
でも、ないことが魅力なんだよ、というのを知ったのが『夢の降るみち』です
こんなことを言われたときに、みんな「えええーーっ!」と、驚くはずで、私も最初「ウソでしょ!」と、声を出しました
わたしは何もないことは恥ずかしい事だと思っていましたから
「そんなこときれいごとでしょ?本当は少しでも何かはあった方がいいでしょ?」
「何もないのがいいなんてそんなことウソだよね?」と、なかなか疑い深い^^;
だって、そう言われてもぴんとこないし、そんな世界ほんとうにあるの?みたいな感じで、新手の詐欺なんじゃないかと
何もないのが最高という変な人は「山籠もり竹川です」と、YouTubeでお話しをされますが、その声は聞いてると眠くなってしまい
わたしははじめから最後まで聞き通せた事がないんです
ウトウトしてしまうので
それをご本人に話したら「光栄です」と変なことを言っていました
仙人こと竹川さんは、どうして「何もないのがいい」とか、どうしてこんなことを言えるのかというと、やっぱり本人が変な人なんですね笑
でも、自分に自信がなかったり暗かったり内気だったり、自信がなくて、世間では生きづらい、だけど、なにか表現して生きていきたい
そんな人たちとの関わりがずっとあって、そんな世間では変わってるといわれる人の素敵なところや、面白いところを見いだすのがとても自然で、何よりもそんな人たちを見る目線が温かい
竹川さんの回りに集まってくる人はみんな何かしらの想いを抱えていて、竹川さんに話しを聞いてもらいたい、話したいという人が多く、この『夢の降るみち』はコンサルというよりも
よろずや屋、とか人生相談所みたいなかんじだなあと感じていました
山に籠もりながら同じように籠もって生きたい人が、好きな事を仕事にするお手伝いをしています
というようなことを言ってくださっていて
『夢の降るみち』の管理人の千聖さんがおっしゃるには、竹川さんは、現世(?)では、有名な音楽プロデューサーだったそうです
名だたる有名なアーティストたちと関わったエピソードも出てくるし、凸凹だらけのメンバーさんで、全国1位の売上の音楽店舗を作ったり
陰りがあったり、内気気質なインディーズアーティストたちの魅力を発掘してはアメリカでヒットさせるなど、数々のマーケティングに携わってきた人だったそうです
ディスクユニオンの店舗に、鼻にピアスをした子がいて、その子は、誰にも読めないくらいの字を書くんだそうです
それでPOPを書いてお客さん読めるのか、という感じになっていたけれども、だんだんと読めるようになってくるらしいんですね
最初は非難ごうごうだったそう
お客さんも、これなんて書いてあるの?という感じで、でも、鼻ピアスの○○君が一生懸命伝えていくうちに、誰が書いたかわかるようになるし、○○君のPOP今日はないじゃん、という感じになって伝わっていって、それが深まっていった
やがて鼻ピアスの○○君はその店舗の店長になったそうです
未来型『夢の降るみち』は、何もないを極めていったら、あるになっていく
だから何もなくても、それはやがて魅力になり、あるになっていく
それを聞いてわたしは、ほんとうに一般的な考えで、鼻ピアスの○○君に、お客さんに失礼だから書き直させるのかと思ったけれども、回りのみんながそれに合わせていくのが面白いなと
そして、それに対してとやかく言わないことがすごいし、鼻ピアスの○○君をこうでなくてはいけない、ということで縛らない
仙人こと竹川さんが、むしろ面白がって育てていく
こんな話しを聞いたら、何も持っていないわたしだって何かできそうだと思ってもいいですよね?
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