還暦前に、これからの人生をわたしはどう生きていきたいのか、生きていくのかというところを考え悩んだ時に
やっぱりわたしは働きたい、という気持ちに気がつきました
なのに「自分にはなにもない」「やりたいこともない」という想いは常にありました
そんなわたしですが、密かに楽しんでいたことはあったんです
それは「ビーズ」です
はじめは友達に教えてもらうところから始まり、次第にその魅力にはまっていき、ビーズを買いに行ったり、ネットで注文したり
友達と向かい合っておしゃべりをしながら作るビーズは最高でした
指輪やブレスレットそしてネックレス、色や形を考えて並べていくのはほんとうに楽しくて、時間を忘れました
でも、だからといってこのビーズを仕事にしていくのか…そんなことは恐れ多くて、ほんとうに自己満足の世界なんですね
一緒にやっている友達は教える側にいける人で、とてもとてもレベルが違っていたんです
義姉もビーズの先生で、教えていける人なんですね、イタリアでもビーズの展覧会があって代表として出品したり、ビーズを買い付けに行ったりしていました
ですが、資格や技術で人に教えることができるわけではないことはたくさんあります
でも当時のわたしにはそんな考えはなく、資格や技術は最低限必要な事で何事もそこから始まると考えていたんです
ですが、今から本格的にビーズを始めて先生を目指そう、なんてことは全く考えていませんでした
ステキに指輪ができたら、ブレスレットができたら嬉しくて、そこから先に誰かに見てもらうとか、譲るとかそんなことではなくて
あくまで自分が楽しむためのもので、ここから発展して、SNS上でお店を出すとかそんなことは考えていませんでしたし
ましてやお金を頂くなんて、とてもとても、という感じでした
ネットの世界にはビーズのキラキラした世界があって、そこで収入を得られるのは、ビーズを教えてくれた友達だったり、義姉のような人で、わたしではない
こんな風に考えていました
もちろんセンスが光ることは、いうまでもありませんよね、とも考えていました
だからわたしにとってのビーズは、ひっそりこっそりと楽しむ自分だけの世界で、楽しむための趣味なんですね
だから働きたいという想いはあるけれど、ビーズの世界はわたしには憧れの世界で仕事をするということではありませんでした
でも働きたい、どこで働くの?、もう自分の都合で「休みます」ということは言いたくない、でも外で働くことは恐い…
考えれば考えるほど頭の中がひっちゃかめっちゃかになり、一時は考えるのも億劫で、もういいや、やっぱり自分には何もできないんだ
と、諦めていた時もあったけれど、諦めきれない自分もいました
よく考えてみたら内職はあるよね、でも、何円何十銭の世界だということも知っています
一度、子どもが小さい時に木目込み人形みたいなのをやったことがあるけれども、部屋の中がえらい荷物になって、断念したこともありました
だったらどうしよう、何をすればいいの?こんな状況のわたしだけど、できることってあるのかな?
そこからネットで、これから残りの人生を家で出来ることはないかな、それで色々調べていくうちに起業という道があると知りました
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