先日テレビでアナザースカイを見ていたらお笑いコンビの「オアシズ」の光浦靖子さんが出ていました
光浦さんが語学留学のために単身カナダに渡ったのは、2021年の50歳の時だったそう
50歳という人生の折り返し地点での大きな決断に、その上、海外に生活拠点を置くことにすごいなと、思いました
海外に行った理由は大きなきっかけというよりも、小さなきっかけがいっぱいあって、一個になった感じだそうです
芸能界の中で長年活躍してきて、一回休憩したいという思いもあったそうですが、カナダへ留学してほったらかしにしてしまっていた自分の部分を大事にすることで、自分の変化に気がついていったと
ある日の公園で、「Almost everything will work again if you unplug it for a few
minutes(少しの間、線を抜けば、大抵のものはまた動き出す)」
という言葉を聞いたそうです
これを言っていたシニアは家電のことでも話していたのかもしれないけれど、光浦さんには深く刺さった言葉だったとか
50歳でそんな大きな決断をしたということは、それだけ大変な想いを抱えていて、ちょっとの休息だけじゃ何も変わらないと考えていたんでしょうし、思い切ることが必要だったのかもしれません
人それぞれに、何か節目や転機があってこれまでのことや、これからのことを考えるときが誰にでもありますよね
毎日の忙しい生活に自分の気持ちはつい後回しになり、だんだんと気持ちがささくれてきて心や体の病気になってしまったり
真面目な人ほど、生きづらさや、気がつくと自分の気持ちとは正反対のことをやっていていっぱいいっぱいになってしまいます
そして気晴らしや、気分転換が上手にできない人もいるんですね
先日遊びに来た友だちもとても真面目な人で「自分の身は自分で守るしかない」と、言っていました
彼女は仕事に行くことができずに家に引きこもっていた時期が長いことありました
自分がどんなに辛くても悲しくても痛くても、誰も自分と代わることはできない
だから自分がどうしたいのか、何をしたいのか自分が自分に聞くしかないので、常に聞いていくと、言っていました
結局、我慢をしないということなんですね
でも、我慢をしないということは時にわがままと、とらえられてしまうこともあるそうで、難しいとも言っていました
例えば、5時以降は仕事はしないとか、飲み会などの出席はしないとか、自分がイヤだなと思ったことは徹底すると言っていました
今まで、やりたくないことも、変だと思っていたことも付き合いだとか、上司に言われたからとかと、思ってやっていたことは一切しなくなり、とても気持ちが楽になったそうです
何か言われても、影で何か言われてるだろうなと思ってもそれでもいいと、言っていた言葉が本気でした
光浦さんのように海外へ行ったり、友だちのようにやりたくない、イヤだなと思ったことはやらないという決断をするということは、自分が大変な想いや経験をしてきたからで
その後ろ姿を見た誰かが自分にもできるかもしれないと、勇気を持つ人がいるかもしれません
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