自分を受け入れて生きていく、といったら色んな意味での受け入れるがあります
何も持っていない、できない自分を受け入れる、おっちょこちょいの自分を受け入れるとか
わたしはある時、自分の見た目や、老いというものに対して、そのことを受け入れるなんて、とてもできるとは思えなかった時期がありました
ちょうどその頃、更年期ということも重なっていたとはいえ、なぜあんなにも少しでも若くいられることに、見られることに執着していたのか
今は全てを受け入れたら楽になるということを経験しましたが、一時期はほんとうに受け入れ拒否していました笑
顔のシミやシワ、たるみ、そして白髪、鏡を見るのもほんとうにいやな時期がありました
もうこんな歳になっちゃってどうする?、なんて言いながら50代半ばから後半にかけては、どうにかしたいという思いで過ごしていました
「あと5歳若見え」そんな世間の言葉に流され、アンチエイジングという言葉に自ら踊り、アンチエイジングという迷路にはまり、より自然に若くいられるためにはどうすればいいんだろうと試行錯誤していました
でも、こんなことばかり考えることに何か違和感みたいなものはありました
誰のためにわたしはこんな事をしてるんだろう、考えているんだろう
実際の年齢よりも若く見られたいのは果たして自分のためなの?
もちろん自分のためでもあるけれど、それよりも他人の目にわたしがどう映っているのか気にしていたんですね
「いつまでも若いねー!変わらないねー!」なんてことを言われて喜んでいたんです
そんなことをしても虚しいだけだと今なら分かるんですよ、でもまだ全てを受け入れる心の準備ができませんでしたから仕方なかったんです
でも、頭皮のアレルギーになり白髪染めをやめたことから自分の意識がだんだんと変わってきました
あきらめなくちゃならない事が、どうしようもないことが多くなってきたと感じたんです
それはほんとうに悲しかったけれど、目の前の自分の事実をまずは受け入れて、どうしたら自分が楽しいのか、どうやって楽しんじゃうか、ということを考えてみたら
今のこの髪の色を、どうすることもできないんだから、隠さずそれを楽しむようにしよう
こう思えたんですね
隠さずに、受け入れてそれを楽しんじゃう
これはわたしにとって最高の気づきでした
そして、ありのままの自分でいいんですから、気持ちはちょー楽になります
歳を重ねるのは全然恐くない、恐いのは必ず失うものに対して執着してしまうこと
大事なのは執着するんじゃなくて、どうにか今の気持ちを切り替えて楽しめる自分になること
今の自分を楽しむことができたら、もう恐いものはなにもない
そんな自分は最強だ!と思えるわけです
こんな風に思えるようになるまでは長かった…ジタバタもしました
だけど乗り越えたときに、また一つ大人になったような気がしますよ
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